さかなを眺めて暮らしたい

投資初心者のコツコツ勉強記録

たった7日で株とチャートの達人になる! を読んだ

「たった7日で株とチャートの達人になる! 改訂版」を読んだので、そのメモ。

  

1日目 株価チャートの"つくり"をマスターしよう

ローソク足出来高移動平均線、トレンドライン、節目などの株価チャートの基本や考え方について。

2つの大切なポイント 値動きの〝意味〟を考えること 「トレンド」を意識すること(上昇? 下降? 横ばい?)

 

ローソク足について。一般的には、大きなトレンドをつかむには週足、きめ細かく売買タイミングなどをはかるのには日足を使うことが多く、また、デイトレードなどをする場合には分足を利用する。ローソク足は日本人が発明。

長い陽線と陰線、長い上ヒゲや下ヒゲなどは、株価リズムや需給状態(買いたい人と売りたい人、どちらが多いか、などの状況)を占う上で重要な意味を持つ。

 

トレンドについて。まず、今が上昇トレンドなのか、もみ合いトレンドなのか、下降トレンドなのかを見極めてから作戦を練る。トレンドが確認できれば、上昇トレンドなら「押し目(上昇中に一時的に下げる局面のこと)を狙って買い、ある程度上昇したら売る」という売買を繰り返したり、もみ合いトレンドなら「ボックス(一定の範囲)の上下動の動きの中で、下限で買って上限で売る……を繰り返す」などの戦略を取ることができる。

上昇トレンド時の特徴として、移動平均線が上を向いている株価が移動平均線より上にあるなどが挙げられる。逆に、下降トレンド時の特徴として、移動平均線が下を向いている株価が移動平均線より下にある。移動平均線はトレンドを示すとともに、その期間にこの銘柄を買った投資家の平均買いコストでもある。

期間の移動平均線が長期間の移動平均線を下抜くことを「デッドクロス」といい、逆に、短期間の移動平均線が長期間の移動平均線を上抜くことを「ゴールデンクロス」という。
もし、株価が25日移動平均線に沿って上昇したり下降したりする動きをしていることに気づいたなら、25日移動平均線グランビルの法則を使うのがよい

 

節目について。動きがそこでいったん止まったりして、反転しやすいポイントのこと。
節目として意識されるポイントの例。・過去の高値や安値・過去にもみ合った価格帯・13週移動平均線や26週移動平均線などの主な移動平均線・トレンドライン

 

出来高について。安値圏で出来高が急増した場合には上昇トレンド開始(相場エネルギーの発生)のサインに、高値圏で出来高急増の場合には〝天井をつけて頭打ち(相場エネルギーの出尽くし)〟のサインになるケースが多い

 

2日目 基本のチャートパターンを覚えよう

株の値動きには、よく出現するいくつかのパターンがあり、それらを知れば、売買は飛躍的に上達する。損切り売りは、「想定していたパターンが崩れた!」と判断した時に行う。


パターン① もみ合い上放れ

横ばいの後に上振れすると、上昇トレンドになりやすい。上昇トレンドの強さは出来高の多さにもよる。このパターンは失敗確率が低く、上昇トレンド入りに失敗してももみ合いゾーン内にとどまることが多い。なにか企業業績の悪化などを伴って、株価が元々のもみ合いの下限も下回るようなら損切り


パターン② 上昇トレンドの押し目

文字通り、押し目で買うパターン。移動平均線、トレンドライン、過去の高値・安値・もみ合いなどの節目をメドにする。有効に機能する移動平均線を探す。


パターン③ 急騰→反落→高値更新

急騰した後に反落して、その後改めて急騰時の高値を越えるようなパターンになると、上昇トレンド開始のサインである可能性がかなり濃厚になる。


パターン④ 急騰→高値維持

急騰後に上昇がいったん止まると、比較的大きな売りが出てくるので、ある程度反落するのが普通。それにもかかわらず高値をキープするということは、そうした売りを吸収するだけの大きな買い需要が存在している可能性が高い。2周間も高値が続くなら、かなりのキープ力。


パターン⑤ 取っ手付きカップ

大きく上昇した後に、調整局面(1日目)に入り、その安値から再び前回高値まで回復して、その高値をキープしてもみ合いの動きになるパターン。ティーカップのような形なので「取っ手付きカップ型」と呼ばれている。買いポイントはティーカップの取っ手に当たる部分。高値をキープする動きが需給の強さの証拠だと考えて買いと判断。もう少し待って、高値もみ合いを上抜けしたところで買うという考え方もできる。パターン2や3に似ていますが、これは成長株の上昇トレンドの途中でよく出てくる。この買いパターン5は比較的短期的にスムースに利益が狙える戦略。


パターン⑥ だまし下げ→高値更新

直近の安値をいったん割り込んだ後に、一気に切り返して高値を更新するパターン。一時的に下落してチャートのトレンドが崩れかけたにもかかわらずドッと買いが入ってくるという動きなので、かえって潜在的な需給の強さが確認できる。


パターン⑦ 三角もち合いから上放れ

「三角もち合い」は、値動きの振れ幅がだんだん小さくなって収斂していくパターン。三角もち合いの動きが収斂した後に動きだした方向に、トレンドが発生することが多い。三角もち合いの形が崩れた可能性が高いなら、損切りするのがいい。


パターン⑧ Wボトム

Wボトムは2回同じくらいの水準で安値をつけて、底打ちを確認するパターン。〝ネックライン〟または、〝戻り高値〟といい、2回目の安値の後でこのラインを超えて上昇したら、Wボトムの形が完成して底打ちを確認。


パターン⑨ 逆三尊ボトム

「逆三尊」とは、3回安値をつけて、そのうち真ん中(2回目)の安値が一番安値になるパターン。2回目の〝戻り高値〟の水準を〝ネックライン〟といい、3回目の安値をつけた後にネックラインを超えたら逆三尊が完成したと見て「買い」と判断。Wボトムのパターンの方がよく出現するが、逆三尊の方が3回安値を確認しているだけに底打ちパターンとしては強い。


パターン⑩ セリングクライマックス

「セリングクライマックス」は、下降トレンドが続いた末に下落ピッチが早まり、出来高が急増するような状態をいいますが、この〝クライマックス〟で株価は下げ止まり、その後、急上昇するケースがよく見られる。出来高は具体的には、通常の5倍以上、できれば10倍以上に膨らむのが理想。ただし、経営が大きく揺らぐような深刻な理由で急落している場合には、セリングクライマックス的な動きを繰り返しながら下がり続けることもあるので、どんな理由で下がっているのかを考える必要がある。あくまでも一時的な悪材料などで下落していて、将来的に復活する可能性が高いと考えられる場合に、このパターンでの買いを考える。

 

3日目 実はけっこう難しい売りタイミングを考えよう

「一番の高値で売ることは」難しいと知る。売りタイミングの考え方は2つ。1つが目標に達したら売る、もう1つが上昇トレンドが崩れたら売る。


目標の決め方は、節目やトレンドラインを参考にする。月足チャートをさかのぼって、過去の高値を参考にするのもアリ。

成長株の場合、目標とするべき節目が存在しない場合も。こういうときは、N字計算法やE字計算法を使う。小型成長株の場合、値幅ではなく上昇率を目安にするのもアリ。


4つの売買シグナル。2つの移動平均線の向きと、株価との関係の4象限が4つのシグナルとなる。サインが多く点灯するほど、売買サインが強力となる。


チャートパターンによる売りサイン。「長い上ヒゲ+大陰線」は、株価が上昇した高値圏で出た場合、強い売りサインになることが多い。
Wトップや三尊天井、あるいは高値もみあいからの下放れを目安にして、天井確認をすることもできる。
急落後にリバウンドしないのはかなり上値が重い。


売りが上手い人は、論理的に考えつつ、最後は割り切ってきちんと売れる人。

 

4日目 意外とカンタン テクニカル指標をマスターしよう

売買タイミングをはかるためにテクニカル指標を利用する。銘柄・状況によって、有効なテクニカル指標は異なる。そして、トレンドを追う順張りタイプのものと、売られすぎから買いポイントを探す逆張りタイプのものがある。いづれにせよ、損切りポイントの設定は大事。「これ以上損したくない」という基準にする。

 

RSI は、値幅に対する値上がり幅の比率。全て値上がりなら100%、全て値下がりなら0%。短期的な上がりすぎ、下がりすぎを見る。30%以下で買い、70%以上で売り。慎重に行くなら20%以下で買い、強気スタンスなら80%で売り、でもよい。
株価は下がっているのにRSIが切り上がっているのは、コンバージェンスで強気サイン。その逆がダイバージェンスで弱気サイン。
RSI、ストキャスティクスRCIが有効なのは、ボックス相場やゆるい上昇・下降トレンド。トレンドの勢いが強くなると、指標が100%あるいは0%付近に張り付いてしまう。

 

ストキャスティクスは、一定期間の高値と安値のレンジのどこに位置するかを%で表したもの。%K, スロー%K、%D, スロー%D の4つがある。特に、大型優良株のゆったりとした動きを捉えるには、%Dとスロー%Dの組み合わせが良い。30%近くまで下がってきたら買い、70%近くまで上がったら売り。
値動きの早い線(この場合は%D)が値動きの遅い線(この場合はスロー%D)を低い水準で上抜いたら、こうした動きをゴールデンクロスといい「買い」シグナルと判断。逆に、高い水準で動きの早い線が動きの遅い線を下抜いたら、こうした動きをデッドクロスといい、それを「売り」シグナルと判断。

 

RCI は順位相関係数といって、株価水準と日付の相関関係を指数化して、相場の過熱感やリズムなどを見る指標。RCI は適度に上下動するような株価の値動きを捉えるには効果を発揮することが多いが、直線的に上昇を続けるような相場ではあまり機能しなくなる。

 

移動平均線乖離率とは、株価が移動平均線から何%乖離しているのかを見る指標で、基準とする移動平均線は、多くの場合、25日移動平均線。大型株の場合は 15%の乖離率で、そうではない小型などの場合は30%の乖離率で、株価が反転することが多い。

 

RSI, ストキャスティクス, RCI と異なり、MACD なら強いトレンドにも対応できる。「できるだけトレンドについていきながら、できるだけ早く売買サインを出す」という意図で開発された。

 

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心にして、その上下に標準偏差の線をバンド状に描いたチャート。ボリンジャーバンドが本当に真価を発揮するのは、強いトレンドが発生するとき。ボリンジャーバンドが収束した状態から、株価が一気に2σを超えるような動きになると、強い上昇トレンドが発生したと考えられ、「買い」と判断できる。

 

一目均衡表は、5本の補助線から成っている。「先行スパン1」と「先行スパン2」にはさまれている網目部分は「雲」と呼ばれ、株価をはね返す重要な抵抗帯となります。雲の幅が狭くなるとトレンドの転換が起きやすくなる傾向があります。


まとめ。RSI、ストキャスティクスRCIなどの指標は、一定範囲でメーター表示され、上の方に来たら「売られ過ぎ」、下の方に来たら「買われ過ぎ」という見方。これらの指標をさらに有効に使うためには、コンバージェンスやゴールデンクロスなどの形で「転換」を確認するとよい。


MACD は、前出の3指標とは違い、トレンドの発生と転換を見ることに威力を発揮する。MACD がシグナルという線を上抜いたら上昇トレンド発生ボリンジャーバンドは、バンドそのものの形で需給状態を示す。バンドが狭くなっている時は、株価の調整が進んで需給的なシコリが少なくなっている状態であり、この状態で株価が上放れすると、比較的すんなりと上昇トレンドが続いていく可能性が高いといえる。一目均衡表は一番重要な抵抗帯である雲が視覚的にとてもわかりやすく、株価がその上にいるか下にいるかでだいたいのトレンドも判断できる。


5日目 ウィークリートレードに挑戦

週末に銘柄検索と分析をして、逆指値注文をし、平日に確認と軌道修正する、というトレード方法。銘柄検索には、スーパースクリーナー(楽天証券)を使い、PERなどのファンダメンタルズ分析を行う。

指値注文と逆指値付通常注文は、究極の自動売買注文。

平日の夜に10分でいいから「メンテナンス」の時間を設ける。シナリオに修正がないかどうかの確認。また、逆指値注文の修正を行う。移動平均線やトレンドラインは毎日変化しているので、それを目安にしていた場合、毎日逆指値注文を修正できる。損切りのための逆指値注文を調整することを、トレーリングストップと呼ぶ。

企業の知名度と株価の反応速度は比例する部分がある。有名企業ほど、実態よりも早く株価が動く(リークなど)。マイナー企業はむしろ、実際のニュースが出てから株価が動く、ということも…。

とてもよいニュースが出たのに株価が無反応であったり、逆に下がり始めたりする時には、そのいいニュースはすでに株価に〝織り込まれて〟しまっていた可能性がある。こういう状況になったら、基本的にその株は「売り」と判断。逆にすごく悪いニュースが出たのに株価が下がらず上がり始めたら株価は底打ちした可能性が高まるので「買い」と判断。

決算発表日に気をつける。決算発表日後の2ヶ月ほどはトレード安全日。業績関係のニュースを見るポイントは、「サプライズがあるかどうか」と、「よいサプライズか、悪いサプライズか」を判断すること。

まずは10銘柄ほどピックアップし、その後徐々に増やしていく。


6日目 ローリスクで儲かる! 憧れのデイトレに挑戦!

悪材料は、取引時間終了後に出ることが多く、デイトレはむしろリスクが低い。下げ幅も限られる。デイトレは、あくまでも、短時間で売買を完了させるものであり、ダメな場合にはきちんと損切りをしながら、小さい利益を積み重ねていくコツコツ型の方法。
ウィークリートレードのノウハウのほとんどはデイトレでも利用可能。↑に追加して、場中の緩急、板の見方。

 

デイトレ銘柄を探すには、「値上がり率上位銘柄」と「売買代金急増上位銘柄」の2つがおすすめ。売買代金が急増したということは、何らかのトレンドが発生している可能性。また、関連銘柄もチェックすると良い。ストップ高している銘柄を買えない分のお金が、関連銘柄に回ってきて上昇する可能性がある

 

デイトレの4つの戦略。1つ目は、値動きに連動性ある複数の銘柄をウォッチして、その微妙なタイムラグを利用。2番手銘柄は遅れて動く。2つ目は、日足チャートでもみ合い上放れや移動平均線からの反転などの売買ポイントが近づいている銘柄を探して、それらを日中にウォッチ。3つ目は、分足チャートを利用。これまでに学んだ移動平均線MACDの戦略を当てはめる。4つ目は、日中出てくるニュースをいち早くチェックしてトレードに利用する方法。
リード株は売買代金と値動きで確認。リード株の動きについていくのと同時に、値動きが早すぎる場合は2番手を狙う。

 

ウップス作戦とは、ラリー・ウィリアムズ考案。前日の安値よりも安く寄り付いた後、前日安値水準まで戻してきたら買い、という戦法。


デイトレでは、分足チャートのボリンジャーバンド一目均衡表などテクニカル指標も役立つが、そうした中で特にMACDはデイトレで威力を発揮しやすく、愛用しているデイトレーダーは多い。


一見悪いニュースでも、株価が底堅い反応を示す時には、悪材料がすでに織り込まれていて、短期的には上昇する可能性がある。こうした場合、前日比プラスになった時点で「買い」とする戦略が考えられる。

 

7日目 信用取引で儲けのチャンスは3倍になる!

信用取引の動向は出来高の動きとともに、相場のエネルギーや需給状態を知る手がかりになる。買い残が増える=買い圧力が高まっている。しかし、将来の「売り予約」でもあるので、いつ上昇エネルギーがストップになるのか、も株価との関係で分かる。買い残が大きく積み上がった状態で株価が下がりだしたら、大きな買い残はそのまま大きな売り圧力に変わる。

 

逆日歩というのは、信用売りのために提供されている貸株が不足した時に発生する、信用売りする人から信用買いする人へ支払われるコスト。逆日歩がつくと株価は一時的に上昇しやすくなる。


信用規制は仕手株に出される。信用規制をきっかけに急落することも。

 

信用売の損失は無限大。信用売りの金額を自己資本の10分の1にする、時価総額の大きな企業を対象にする、などの対策が必要。