どうも、初心者投資家の chuck( @chuck_blogger )です。
最近よく耳にする「不動産テック」。個人的には、住宅メーカーの LibWork(1431)の株価が急進したことで、不動産テックを意識するようになりました。
投資家としては非常に気になるところ。もし収益性がありそうなら、少し投資しておくのも悪くないですよねw
このページでは、初心者投資家の目線から関連銘柄をリストアップしてみました。
※当記事は2019/11/17時点での情報です。修正すべき点などがありましたら、コメント等で教えていただけると幸いです。
不動産テックって何
不動産テックとは「テクノロジー」と「不動産」をかけ合わせたもの。AIやビッグデータなどのテクノロジーの力によって不動産業界や業務の価値を上げようというものですね。
確かに、素人目から見ても不動産業界には効率改善の余地がありそうです。
不動産仲介には何度かお世話になったことがありますが、やたらと時間がかかりますよね…。仲介の店舗に行ったり、現地まで内見に行くのって本当に必要なんでしょうか。素人意見ですが、無駄が多い気がします。
不動産テックによる効率改善には期待大!です。
不動産テック カオスマップ
そんな不動産テックですが、非常に多くの企業が関連しているようです。以下に、一般社団法人不動産テック協会よりカオスマップを引用。
引用元: 不動産テック カオスマップ|不動産テック協会 – Real Estate Tech Association for Japan
SUUMOやHOME’Sは一般消費者としては馴染みがありますね。
不動産テック関連銘柄
さて、ここからは肝心の不動産テック関連銘柄を列挙していきます。
なお、リクルート(6098)、じげん(3679)のような不動産が本業ではない銘柄は外しました。
【住宅情報サイト】LIFULL(2120)
住宅情報サイトの「ホームズ」を手掛けるLIFULL(2120)。掲載物件総数では首位。スペインのトロビット社を買収するなど、国際展開の最中。
また、空き家のデータベース化・利用促進に先行投資。自治体との官民連携も進める。民泊事業も拡大。
楽天証券のアナリスト分析によると業績予想は「やや強気」。
個人的には非常に印象が良いです。LIFULLで働くプログラマとお話したことがあるのですが非常に優秀で温和な方でした…w
【不祥事で人員削減】TATERU(1435)
アパート経営サイト「TATERU」を運営するTATERU(1435)。ファンドやIoTも行う。
2018年に不祥事が発生。7日間の業務停止の後、早期退職を募る。2019年10月をもって136人が退職。なんと無配状態。賃貸管理や民泊に活路を見出す。
初心者投資家でもTATERUの社名が聞いたことがあります。あまり良い評判は聞かないですよね…w 不動産テックで調べるとTATERUの社名がかなりヒットしますが、今から入るのはちょっとリスクが高いかもしません。
【圧倒的エモさ】ツクルバ(2978)
2019年7月上場という新興マザーズ株のツクルバ(2978)。中古住宅の仲介サイト「カウカモ」を運営し、仲介手数料が収益柱。シェアオフィス事業も展開。
「カウカモ」の取扱件数は4000件超、会員数は10万人。中古住宅仲介は現在は首都圏を中心に、順次エリア拡大。
シェアオフィスと言えば絶賛下方修正中の WeWork ですがw、国内では好調な企業もあるんですね。
またカウカモのサイトはとってもエモくて刺さります。
我が家のLDKは太陽だ。それを囲む3つの部屋は惑星。私たち家族は異星人で、太陽のまわりをグルグルしては、またここに集まってくる。窓の先に月が出て、寝る時間になると、自分の星に帰還するんだけど、また不思議な引力で引きつけられる。沈まない太陽を中心に暮らす僕らは、“太陽系家族“。
2019年7月の上場時に2052円だった株価が、10~11月には1400円あたりで低迷している点は気になりますが。
【6年連続増配】ハウスコム(3275)
不動産賃貸仲介事業とその関連サービス事業を手掛けるハウスコム(3275)。大東建託の賃貸仲介子会社。東京、中京圏軸に直営店を展開。なんと6年連続で増配。現在配当性向は30%超え。
当社は不動産テックと呼ばれる、オンライン内見・VR内見・IT重説をはじめとしたIT技術の活用やAI(人工知能)の利用に積極的に取り組んできており...
賃貸仲介のハウスコム、ジューシィ出版株式会社の株式取得。新たに商号を「ハウスコムテクノロジーズ株式会社」へ変更し、子会社化を発表。|ハウスコム株式会社のプレスリリース
なるほど、ハウスコム。株式分割を行ったり、増配を行ったり、非常に活発な印象を受けました。ただ今から入るのは高値掴みの危険性あり?
【不動産クラファン】ロードスターキャピタル(3482)
2017年9月上場の新興マザーズ株のロードスターキャピタル(3482)。都内のオフィスを取得し、付加価値を高めて売却するのが主力事業。クラウドファンディング「OwnersBook」も展開。
「OwnersBook」は詳しくは貸付型クラウドファンディングでしょうか。いわゆるソーシャルレンディングというやつですね。米国の同じく不動産ソーシャルレンディング企業である「Fundrise」社と業務提携を開始したようです。
個人的にはクラウドクレジットというソーシャルレンディングを使っているですが、投資先として非常に魅力的です。OwnersBook も気になっていまして、次に新しくソーシャルレンディングを利用するなら、OwnersBook かなぁと気になっていました。
楽天証券のアナリスト分析によると、業績予想は増収増益。アナリストの平均予想は35%増益の2,860百万円であり、会社予想を上回る値。
【フラット35】アルヒ(7198)
2017年12月に東証一部に上場したアルヒ(7198)。固定金利住宅ローンである「フラット35」の販売において首位。債権回収や住宅検索といった関連サービスも手掛ける。
また、不動産テックベンチャーのiYell社との業務提携を発表。
過去最高益を更新し、6円の増配を実施。楽天証券のアナリスト分析は増収増益で「強気」が優勢。
株価は好調ですね。初心者投資家なのでちょっとテクニカル分析ができないのですが、お手本のような上り調子に見えます。
【AI活用】GAテクノロジー(3491)
2018年7月に上場した新興マザーズ株のGAテクノロジー(3491)。AIを活用した中古不動産の総合プラットフォームを開発・運営。クラウドファンディングも行っている。特徴として新築ではなく中古住宅をメインに扱っている。
2019年9月に、スマホで内見から申し込みまで即日可能な賃貸サービス開始。
楽天証券のアナリスト分析によると、評価は「やや強気」。
内見から申し込みが即日可能って、これぞ顧客の求めていたもの…感がありますね。一般消費者にとっては非常に魅力的な不動産テック企業です。
【空き家問題】カチタス(8919)
2017年12月に東証一部に上場したカチタス(8919)。地方圏主体に戸建て中古再生事業を全国展開。業界トップ。ニトリHDと2017年資本業務提携。
連続増益、配当性向は30%で増配。
楽天証券のアナリスト予想は増収増益で「強気」。
個人的にはニトリは非常に好感を持つ企業。空き家問題という現実の問題に対処する事業は素敵ですね~。
【2019年最大の伸び】LibWork(1431)
2015年8月に上場した新興マザーズ株。熊本県、福岡県をベースにした注文住宅メーカー。住宅見学会やネット中心の販売から展示場も活用へ。
復興需要、総合住宅展示場への出展増、販売エリア拡大で大幅増収。
また、熊本、大分等で民泊事業への参入を目指している。ロボットを使った無人モデルハウスも開設。
この銘柄はラジオ日経で取り上げられることがありますよね。不動産テック企業としては今年1番の伸び率を見せたのではないでしょうか。
1000円弱だった株価がいまや3000円台に。地方発不動産テック企業、夢がありますねw
まとめ: 初心者的に買ってみたい銘柄
以上、初心者投資家の視点で不動産テックの関連銘柄をリストアップしてきました。
(TATERUはともかくw)業績が良くアナリストの評価も良い銘柄が多いですね。そして不動産テックと言えども企業毎に個性の違いがあって面白い。
この他にも、プロパティデータバンク、シノケングループ、ハウスドゥなど、様々な不動産テック企業があるようですが、ちょっと今回は時間切れです。また別の機会に。。
初心者的に買ってもいいかも!と思ったのは、ツクルバ、ロードスターキャピタル、GAテクノロジーあたりでしょうか。事業内容、企業への印象、チャート等々を鑑みました。
不動産テック関連銘柄は魅力的なのですが、株価が上がりきっているように見える銘柄はちょっと怖くてインできない感じがあります。
2019年11月17日現在、相場は少し楽観ムードで過熱気味。調整局面に入り、かつ余裕資金があったらどこかにインしてみようかなと思います。
それでは!素敵な投資ライフをw
書いている人
まだまだ初心者ですが個人投資家の備忘録として当ブログを更新しております。お気軽にフォロー・購読どうぞ!